最近のトピック

ウクライナとロシアは2014年以後クリミア紛争およびウクライナ東部の帰属問題で対立。武力衝突に発展しました。2019年には「兵力引き離し合意」が成立しましたが、独立問題では依然対立が続いています。

2010年に、チュニジアの民衆蜂起がきっかけとなった民主化運動は、エジプト、リビアの政変を促してアラブ世界に急速に広がり、抑圧された民衆が立ち上がって民主主義を勝ち取る姿は「アラブの春」ともてはやされましたが、その民主化の波はシリアにも飛び火して、長期にわたって続いているバース党一党独裁に対する反対勢力として活動を始めます。

第一に、リビアは古くからトリポリ、フェザーン、キレナイカという三つの明確な地域に分かれていて、海賊国家の中心地として栄えたトリポリ、サハラ貿易の中継地として栄えたフェザーン、そしてイスラム神秘主義の一派サヌーシー教団の本拠地となったキレナイカといった、それぞれ違った特色と歴史的背景をもっています。オスマントルコ帝国時代にも、トリポリやフェザーンはそれぞれ半独立国家として存続していましたから、現在のリビアは、この状態に戻っているといった認識が正しいでしょう。

2020年5月28日、中国政府が全国人民代表大会の最終日に可決した「香港版国家安全法」です。これは、香港特別行政区内での中国政府に対する反逆、分離、転覆、テロ活動を禁止すること、さらには外国勢力の介入を禁止するための法律ですが、問題となる点が二つあります。